title_eisei

HOME > 教育・研究活動紹介 > 研究内容一覧 > 環境予防医学
 公開講座 各種受賞 特色ある活動 グローバル人材育成推進事業 医学教育分野別認証制度による外部評価

1.研究概要

 環境予防医学分野は、加齢性疾患(運動器疾患、認知症など)の予防を目的として、環境および遺伝を考慮した疫学研究を行っている。代表的な研究は、村上・関川・粟島地域住民を対象とした前向き疫学研究(村上コホート研究)である。

2.研究グループ

  • 加齢性疾患予防研究グループ
  • 認知症のオミックス研究グループ
  • その他の予防医学研究

3-1.加齢性疾患予防研究グループ

研究テーマ

村上コホート研究(骨粗鬆症、転倒骨折、認知症の予防研究)
認知機能低下の予防研究(関川村)
ビタミンD・カルシウムの生体影響および疾病予防効果に関する研究
高齢者の身体機能低下予防に関する研究

3-2.認知症のオミックス研究グループ

研究テーマ

認知症の尿プロテオミクス研究
認知症のオミックス研究

3-3.その他の予防医学研究グループ

胆のうがんの分子疫学研究
こころの健康に関する疫学研究
環境疫学研究

4.研究の成果

[分野] 環境予防医学

[研究テーマ] 村上コホート研究(鮭で元気プロジェクト)

[内容]
村上コホート研究の主要な目的は、加齢性運動器疾患(骨粗鬆症、変形性関節症)、認知症などのADLやQOLに多大な影響を与える疾患群のリスク要因を解明し、予防することである。また、ビタミンDの加齢性疾患・生活習慣病予防効果も解明する。2011-2012年にベースライン調査を行い、参加者14,370人および血液検体の提供者8,498人の協力を得て、コホート研究の立ち上げを完了し、フォローアップを開始した。
http://www.med.niigata-u.ac.jp/hyg/murakami/index.html

[写真など]

図

[分野] 環境予防医学

[研究テーマ] 骨粗鬆症の予防に関する研究

[内容]
ビタミンDの骨粗鬆症予防効果解明を目的として、五泉市村松地区において6年間のコホート研究を行った。対象者は70歳以上の女性775人であった。ベースライン時の血中の25-hydroxyvitamin D (25[OH]D)濃度を測定した。血中25(OH)Dレベルで4つのグループに分けると、最も高いグループでは(71nmol/L以上)骨折のリスクが有意に低かった。ビタミンDの転倒骨折予防効果が示唆された。 (Osteoporos Int 2012)

[写真など]

図

[分野] 環境予防医学

[研究テーマ] カルシウムの生体影響および疾病予防効果に関する研究

[内容]
閉経後女性におけるカルシウム(Ca)サプリメントの骨密度低下予防効果を明らかにするため、2年間のランダム化比較試験(RCT)を行った。対象者450人を1)Ca250mg/日付加群、2)Ca500mg/日付加群、3)プラセボ群、にランダムに割りつけた。治療企図分析によりCa500mg/日の付加は腰椎骨密度低下を抑制したが、大腿骨頸部骨密度への影響は確認できなかった。適切なカルシウム付加が閉経後女性の腰椎の骨粗鬆症予防に有効であることが示唆された。 (J Bone Miner Res 2012)

[写真など]

図

Intention-to-treat analysis of changes (follow-up minus baseline examination values) in bone mineral density (BMD) of the lumbar spine (left) and femoral neck (right) for the three calcium supplement treatment groups. Bars indicate standard errors. An asterisk (*) indicates a statistically significant difference (P<0.05) in mean BMD changes for calcium supplement groups compared to the placebo group, tested by one-factor repeated measures ANOVA with Dunnett's multiple comparison.

sp sp

sp
sp